Terence Blanchard
2013.08.18 @Blue Note TOKYO
来日&出演予定だったLionel Louekeさん(g, vo)の代わりにRavi Coltraneさん(sax)が出演されると聞き、急遽予約を入れた本公演。
John ColtraneさんとAlice Coltraneさんのご子息だけに「生で観ておきたい!」という思いが以前からあったものの此れ迄なかなか来日されず(来日されていても小生の自己都合で公演に足を運べず)、今回その望みが漸くにして叶うこととなりました。
受付を待つ間、BNTスタッフのT氏と少しお話をさせていただいたのですが、前日公演(17日)は非常に素晴らしいステージであったとの由、BNT HP内のLIVE REPORTでも原田和典さんが非常に高い評価のレヴューを綴っており、今宵のステージも期待大とのことでした。
着席後、場内を見回しているとアリーナプレミアム指定席に中平穂積氏の姿がありました。
勿論、ご挨拶に伺いましたが年初の写真展以来だったせいか小生のことはすっかり忘れ去られていました。頻繁にお会いしているわけではないので仕方ありませんが、ロビーに出てこられた際にわざわざサイン会に並んでいる小生の近くまで来られ、声を掛けてくださいました。
さて、Fabian Almazanさん(p、Kb)、Joshua Crumblyさん(b)とKendrick Scottさん(ds)のリズム隊、特にKendrickさんの2バスがひと際目を引き、Terence Blanchardさん(tp)とBrice Winstonさん(sax)による2トップで演奏が始まります。
演奏中、時折訝しい表情を何度も見せるTerenceさん。別段納得がいかないといった表情ではなし、単にこういった表情を浮かべられて演奏される方なのでしょう。
それでもArt Blakey & Jazz Messengersの後期一員であったTerence Blanchardさんのtrumpetがなかなか硬派な音色を披露してくれました。
Art Blakey & Jazz Messengersといえば、先日のBenny Golson公演(BNT)を思い浮かべますが、その来日時に「Mornin’」のジャケットにサインをもらい忘れてしまった苦い思い出が甦ります。もう来日されることはないのだろうか?
途中でRavi Coltraneさん(sax)が加わり、Briceさんがステージから捌けます。
最前列中央席を陣取ったためRaviさんはすぐ目の前に立たれました。
父親譲りの才覚の片鱗を少しでも見せてくれたらという思いでしたが、顔立ちが父John Coltraneさんそっくりで若かりし頃のJohn Coltraneさんを見ているようで鳥肌が立ちました。
以前、「John Coltraneの足はデカかった」とコルトレーン研究家・藤岡氏にお聞きしたことがありますが、Raviさんの足(横幅)もデカい!
Miles DavisさんとJohn Coltraneさんの師弟関係には及ばぬもののTerence Blanchardさんと共に饒舌プレイを披露し、すっかりベテランの風格を醸し出しています。
アンコールでは再びBriceが加わり、即興セッション。一曲のみ披露されて終演となりましたが、とても楽しく、非常にレヴェルの高い、素敵なショウでした。
(with Terence Blanchard)
- アーティスト: Terence Blanchard
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2001/05/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
Monterey Jazz Festival 50th Anniv All-Stars
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Monterey Jazz Fest
- 発売日: 2008/01/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: Ravi Coltrane
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1998/04/07
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: Ravi Coltrane
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 2012/06/19
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る